【2026年最新】スイス・ラウターブルンネン「映えスポット」完全攻略!失敗しない行き方・服装・スーパーの罠と混雑回避のコツ

スイス・ラウターブルンネン

スイス・ベルナーオーバーラント地方の中心部に位置する「ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)」。そびえ立つ数百メートルの垂直な断崖絶壁の間に、おとぎ話のような木造のシャレー建築が並び、その背後から幾筋もの壮大な滝が流れ落ちる……。

InstagramやTikTok、YouTubeなどのSNSで「一生に一度は見たい絶景」として世界中で爆発的な話題を呼び、現在ではスイス観光で絶対に外せない聖地となっています。

しかし、いざ個人旅行の計画を立てようとすると、数多くの疑問や不安が浮かんできませんか?

  • 「一番きれいに写真が撮れる映えスポットはどこ?」
  • 「インターラーケンからの電車の乗り換えが複雑って本当?」
  • 「現地の物価や、スーパー・飲食店の営業時間は?」
  • 「滝の近くに行くなら、どんな服装を準備すればいい?」

そこで本記事では、現地を実際に旅した経験と2026年現在の最新現地情報に基づき、ラウターブルンネンの鉄板映えスポットから、SNSではカットされがちな「リアルなアクセス手順」「現地の困りごと解決策」まで、圧倒的なボリュームで徹底解説します。この記事を読めば、現地で迷ったり後悔したりすることなく、完璧な旅の思い出を作ることができます!

コメント:私の行った時は観光客も少なく、大・大・大自然に飲み込まれる感じがすごく感動です!

なぜラウターブルンネンがSNSでバズるのか?おとぎ話のU字谷が持つ魅力

『アルプスの少女ハイジ』や『指輪物語』エルフの里のモデルとなった絶景

ラウターブルンネンの村に足を踏み入れた瞬間、多くの旅行者が「初めて来たのに、どこか懐かしいおとぎ話の世界のようだ」と感じます。それもそのはず、この村を囲む壮大な緑の谷は、日本のアニメ『アルプスの少女ハイジ』のオープニング映像に登場する美しい峡谷のモデル地の一つとされているからです。窓辺を鮮やかな赤いゼラニウムの花で飾った伝統的なスイスのシャレー、のどかに響く牛たちのカウベルの音、そして遠くにそびえるアルプスの雪山……。私たちが夢見る「これぞスイス」という原風景がここにあります。

さらに、世界的なファンタジー小説・映画である『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』に登場する、エルフたちが暮らす美しい隠れ里「裂け谷(リヴェンデル)」は、作者のJ.R.R.トールキンが19歳の時にこのラウターブルンネンを旅し、その圧倒的な景観に深くインスピレーションを受けて創作したものとして有名です。世界中のクリエイターや旅人を魅了し続ける特別なエネルギーが、この狭い谷には満ちています。

氷河が削り出した垂直な断崖絶壁と「72の滝」の圧倒的コントラスト

地質学的な視点から見ると、ラウターブルンネンは数万年という途方もない時間をかけ、氷河が大地をダイナミックに削り取ることで形成された「U字谷(ユーじこく)」という極めて独特な地形をしています。谷の幅は非常に狭いにもかかわらず、両側には高さ300メートルから500メートルに達する石灰岩の垂直な岩壁が、文字通り壁のように押し迫っています。

そして、この谷の最大の特徴が、地名の由来でもある「音の鳴り響く泉(たくさんの泉)」を意味する通り、崖の上から流れ落ちる大小合わせて「72もの滝」が存在することです。高山の雪解け水が豪快な轟音を立てて谷底へと滑り落ち、緑豊かな牧草地を流れる小川へと変わっていく姿は、地球の脈動を肌で感じられるほどの迫力。この「人間の可愛らしい営み」と「荒々しくも美しい大自然」の極端なコントラストこそが、ファインダー越しに強烈なインパクトを与える、最大のバズの理由なのです。

【厳選】ラウターブルンネンで絶対に行くべき「神映えスポット」4選と撮影の裏技

① 教会とシュタウプバッハの滝:絵葉書クオリティの王道アングル

ラウターブルンネンを紹介する写真や動画で、最も目にする機会が多いのがこのアングルです。手前にはスッキリとした尖塔を持つ「ラウターブルンネン教会」、そのすぐ真後ろには断崖からまっすぐに糸を引くように流れ落ちる「シュタウプバッハの滝(Staubbachfall)」、内部のディテール、そして天気が良ければ背景に輝く白銀のユングフラウ山頂をワンフレームに収めることができます。

  • 撮影のコツと混雑回避:
    この王道アングルが撮影できるビューポイント(Googleマップ等でも「Lauterbrunnen Viewpoint」として登録されています)は、日中から夕方にかけて世界中からの観光客やツアー団体で非常に混雑します。おすすめの撮影時間帯は朝の7:30〜8:30の間です。この時間であれば観光客がほとんどおらず、自分のペースで納得のいくまで撮影が可能です。また、朝の澄んだ斜光が岩肌の凹凸を美しく際立たせ、ドラマチックな陰影を生み出してくれます。
  • アクセス:
    ラウターブルンネン駅からメインストリートを南へ徒歩約12〜15分。教会を通り過ぎ、少し上り坂になった道路沿いから振り返るようにカメラを構えるのがポイントです。

② 水しぶきを浴びる!シュタウプバッハ滝の「裏側トンネルルート」

落差約297メートルを誇る、村のシンボル「シュタウプバッハの滝」。この滝の名前にある「シュタウプ(Staub)」とは、ドイツ語で「塵(ちり)」や「霧(きり)」を意味します。あまりの落差のために、水が谷底に到達する前に強風に煽られ、まるで細かい霧のように美しく舞い散ることからその名がつきました。かつて文豪ゲーテもこの滝を訪れ、その美しさに感動して詩を詠んだとされています。

この滝の素晴らしいところは、ただ下から眺めるだけでなく、冬期を除く春から秋にかけて岩壁の中に掘られたトンネル階段を登り、滝のすぐ裏側(背後)までアクセスできる点にあります。

  • 現地でのリアルな注意点:
    暗い岩のトンネルを息を切らしながら登りきると、目の前には凄まじい爆音とともに、天然のミストカーテンが広がります。ここから見下ろすラウターブルンネン村の景色はまさに「アメージングスイス」そのものですが、想像を絶するほどびしょ濡れになります。風向きによっては傘をさしていても全く意味をなさず、スマートフォンのレンズやカメラの機材が瞬時に水滴で覆われます。必ず防水対策を施し、レンズを拭くためのマイクロファイバークロスをポケットに入れておきましょう。また、足元は常に濡れており非常に滑りやすいため、底のすり減ったスニーカーでの滑落事故が多発しています。しっかりと踏み込めるトレッキングシューズの着用が必須です。

③ 毎秒2万トンの衝撃!洞窟内の地下滝「トリュンメルバッハの滝」

村の中心部から南へ約3km、ポストバスで約5分(またはカントリーロードをのんびり徒歩で40分)の場所に位置する「トリュンメルバッハの滝(Trümmelbachfälle)」は、シュタウプバッハの滝の優美な佇まいとは180度異なる、「大自然の圧倒的な凶暴性と破壊力」を体感できるスポットです。

ここは、アイガー、メンヒ、ユングフラウというアルプスを代表する名峰の巨大な氷河から溶け出した水が、毎秒最大2万トンという驚異的なボリュームで、岩山の内部を激しく削りながら流れ落ちる、ヨーロッパ唯一の「地下氷河滝」です。

岩肌の内部には観光用のエレベーターや、岩をくり抜いて作られた遊歩道、照明設備が整備されており、私たちはそのすぐ間近まで安全に近づくことができます。洞窟内に響き渡る地鳴りのような轟音と、目の前を凄まじいスピードで渦巻いていく濁流は、写真だけではなくスマートフォンでの縦型動画(リールやショート動画)に最高の素材となります。

  • 利便性情報:
    入場料は大人16スイスフラン(約2,800円〜3,300円、為替による)。冬季は凍結による安全確保のため完全閉鎖(4月〜11月のみ営業)。洞窟の内部は夏場であっても年間を通して非常にひんやりと冷え込んでいるため、村の中が暖かくても、ここを訪れる際はウインドブレーカーや厚手の長袖シャツなどの上着を必ず持参してください。

④ ヴェンゲン行き登山鉄道の「右側座席」から見下ろすミニチュアのような峡谷美

ラウターブルンネン駅を起点として、崖の上のリゾート村「ヴェンゲン」を経て、ユングフラウヨッホへと登っていく「ヴェンゲルンアルプ鉄道(黄緑と黄色の可愛い車体が特徴)」。この登山列車自体が最高の被写体ですが、車窓からの景色もまた超一級品の映えスポットです。

列車がスイッチバックしながら急勾配の崖の斜面をトコトコと登り始めると、先ほどまで見上げていたラウターブルンネンの村やシュタウプバッハの滝が、まるで精巧に作られたミニチュアの箱庭のように、眼下へと遠ざかっていきます。

  • 撮影の裏技・座席選び:
    ラウターブルンネン駅から乗車する際、席選びで絶対に失敗してはいけません。必ず進行方向に向かって「右側の座席」を確保してください。 左側に座ってしまうと、ただの荒々しい岩壁しか見えませんが、右側の窓からは、U字谷の全貌と滝が徐々に小さくなっていく劇的なパノラマビューを、特等席から撮影することができます。また、上のヴェンゲン駅に到着後、線路沿いを5分ほど歩いて下った斜面は、登山電車と背後の深い谷を完璧な構図で撮影できる、世界中の鉄道写真家が集まる聖地となっています。

【完全ルート】ラウターブルンネンへの迷わないアクセス・行き方解説

スイスの公共交通機関(SBB)は世界一正確と言われるほど素晴らしい運行スケジュールを誇りますが、インターラーケン周辺の山岳鉄道には、初めて訪れる外国人旅行者が必ずと言っていいほど引っかかる「有名なトラップ」が存在します。

インターラーケン・オスト駅からの電車移動(要注意:車両切り離しトラップ)

多くの旅行者が、中継拠点となる「インターラーケン・オスト(Interlaken Ost)駅」から、ベルナーオーバーラント鉄道(BOB)を利用してラウターブルンネンを目指します。

  • 乗車する列車:
    ホームに到着する、青と黄色のラインが入ったBOB鉄道の列車に乗り込みます。
  • 【最重要注意点】列車の「前」と「後」で目的地が違う!
    この列車は、インターラーケンを出発した時点では一つの長い列車ですが、途中の「ツヴァイルッチーネン(Zweilütschinen)駅」という小さな無人駅で、前方の車両と後方の車両が、ガチャンと半分に切り離されます。
    切り離された後、片方の車両は「グリンデルヴァルト(Grindelwald)行き」となり、もう片方の車両が「ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)行き」となります。駅のホームにある電光掲示板の案内表示を確認し、自分の乗る車両がどの「Sector(Sector A、Sector Bなど)」に位置しているかを必ず確認してください。
    もしこれを確かめずに適当な車両に乗ってしまうと、ツヴァイルッチーネン駅を出た後に全く別の山を登り始めてしまい、大幅なタイムロスと追加運賃が発生してしまいます。車両のドア横にある液晶画面に「Lauterbrunnen」と表示されているかを必ず目視し、不安な場合は周囲の乗客や車掌に「Is this car definitely going to Lauterbrunnen?」と質問するのが確実です。
  • 所要時間とパスの利用:
    インターラーケン・オスト駅からラウターブルンネン駅までは、トラブルがなければわずか20分で到着します。大人気の「スイス・トラベル・パス」を所持している場合は、この区間の運賃は100%カバーされているため、事前のチケット購入は不要で、そのまま空いている席に座ればOKです。

グリンデルヴァルトやクライネ・シャイデックからの効率的な周遊ルート

もしあなたがもう一つの有名拠点「グリンデルヴァルト」に滞在している場合、ラウターブルンネンへ行く方法は2つあります。

  1. タイパ重視ルート(約40分): 手軽に早く移動したい場合は、一度上記のツヴァイルッチーネン駅まで列車で下り、そこでラウターブルンネン行きに乗り換えます。
  2. 絶景重視の山越えルート(約1時間30分): 時間に余裕があり、これぞアルプスという大絶景を楽しみたい場合は、グリンデルヴァルトから登山鉄道で一度標高2,061メートルの「クライネ・シャイデック」まで登り、そこからヴェンゲン経由でラウターブルンネンへと下りてきます。アイガー北壁の真下を潜り抜けるスリリングな列車の旅は、それ自体が一生モノの価値があります。

【旅行者がリアルに困るポイント】物価・スーパー・服装の具体的な解決策

華やかなSNSの写真の裏側には、旅行者が現地でリアルに頭を抱える「スイスならではのハードル」が隠されています。事前の知識で賢く対策しましょう。

現地のレストラン予算とおすすめのスイス伝統料理「ロシュティ」

ヨーロッパの中でもダントツで物価が高いスイス。観光地であるラウターブルンネン村のレストランの価格設定は、日本の感覚からするとかなり驚くものです。

  • リアルな予算感:
    メインストリート沿いにあるテラス席付きのカフェやレストランでランチを食べる場合、パスタや肉料理などのメイン1品あたり約25〜35スイスフラン(日本円で約4,500円〜6,000円)が相場です。これにビールやソフトドリンク、小皿のスープを追加すると、1人あたりのランチ代が簡単に7,000円〜8,000円を超えてしまいます。
  • おすすめのご当地グルメ体験:
    せっかくの予算を払うのであれば、スイス・ドイツ語圏の伝統的なジャガイモ料理「ロシュティ(Rösti)」を注文してみてください。細切りにしたジャガイモをフライパンでパンケーキのように外側をカリカリ、内側をホクホクに焼き上げたもので、その上に地元の濃厚な溶かしチーズや目玉焼き、大きなソーセージがドカンと乗って提供されます。非常にエネルギーが高く、山の冷たい風で冷え切った体を芯から温めてくれるため、ハイキング後の疲れた体に最高のご馳走となります。村の中央にある「Hotel Oberland」のレストランのロシュティは、テラスから滝を眺めながら味わえるため特に評価が高いです。

盲点!駅前スーパー「coop」の日曜定休&18:30閉店への事前対策

「毎食レストランで数千円も使っていられない!」という個人旅行者の強い味方が、ラウターブルンネン駅のすぐ目の前にある大手スーパーマーケット「coop(コープ)」です。ここなら、スイス国内産の美味しいサンドイッチや、焼きたてのクロワッサン、ミネラルウォーター、お土産用のスイスチョコレートなどが、レストランの3分の1以下の手頃な価格で購入できます。

しかし、ここに日本人旅行者が最も陥りやすい「営業時間の罠」があります。

  • 日曜日は完全休業: スイスの労働法とキリスト教の伝統に基づき、ラウターブルンネンのcoopは日曜日が原則として終日定休日となります。
  • 平日の閉店が早い: 平日や土曜日であっても、営業時間は夕方の18:00〜18:30頃に閉まってしまいます。山の上でのハイキングを終えて19時頃に駅に戻ってきても、スーパーの自動ドアは固く閉ざされており、夕食の買い出しができないという悲劇が毎日のように起こっています。

💡 賢く旅費を浮かす解決策&ライフハック

  • 特等席ピクニックランチの提案: 予算を抑えつつ最高の思い出を作るなら、coopでスイス産の美味しいサンドイッチや名物のチョコパンを買い、村の川沿いや斜面にある公共のウッドベンチに座って食べましょう。目の前に広がる壮大な滝と峡谷を眺めながらのランチは、高級レストランのテラス席以上の贅沢な「特等席」になります。
  • 日曜日の買い出し裏技: 土曜日のうちに翌日分の水や軽食(パン、バナナ、ナッツなど)を多めに買い込んでおくのが基本ですが、もし日曜日にどうしても食品が必要になった場合は、インターラーケン・オスト駅のような主要ターミナル駅にある大型のcoopを利用してください。主要駅の店舗であれば日曜日でも特別営業しているため、そこまで電車で往復して調達するというライフハックを覚えておくと非常に便利です。

滝裏ハイキングで失敗しないための服装(トレッキングシューズとレインウェア)

ラウターブルンネン村自体の標高は約795メートルとそれほど高くありませんが、周囲を巨大な岩壁に囲まれているため日陰になる時間が長く、天候が崩れると夏場でも急激に気温が10℃近くまで下がることがあります。

  • 服装の基本(レイヤリング):
    基本は「重ね着」です。半袖のTシャツの上に、簡単に脱ぎ着ができるフリースや、風を遮断するマウンテンパーカーを羽織るスタイルがベストです。
  • 足元の選択:
    アスファルトで舗装された村のメインストリートを歩くだけなら通常のスニーカーで十分ですが、先述したシュタウプバッハの滝の裏側ルートや、周辺の簡単なハイキングコースを少しでも歩く予定があるなら、防水機能(Gore-Texなど)が付いた、ソールの溝が深いトレッキングシューズを強くおすすめします。濡れた石段や泥の斜面は想像以上に滑りやすく、怪我をして旅行を台無しにしないための最大の自己防衛です。

【注意】オーバーツーリズム問題と「観光入場料」検討の最新トレンド

ラウターブルンネンを訪れる上で、頭に入れておくべき現代の重要なトピックがあります。それは、あまりのSNSでのバズによって、世界中から小さな村のキャパシティを超える日帰り観光客が押し寄せる「オーバーツーリズム(観光公害)」が発生している点です。

現在、ベルン州ラウターブルンネン村の自治体では、イタリアのベネチアが導入して話題となった「日帰り観光客に対する観光入場料(数フラン程度)の徴収」の導入を本格的に検討しています。

これにより、2026年以降に訪れる際は、事前のオンライン登録やスマートフォンアプリでの入場パスの購入が必要になる可能性があります。現地に到着してから慌てないよう、出発前には必ずラウターブルンネン観光局(Lauterbrunnen Tourismus)の公式サイトで、入場規制や手数料に関する最新のルールが施行されていないかを確認するステップを、旅の準備リストに加えてください。

周遊性を生み出す!タイパ抜群の周辺エクスカーションプラン

ラウターブルンネン村自体は非常にコンパクトなため、足早に回れば1〜2時間で主要なスポットを観光し終えることができます。せっかくここまで来たのであれば、村を起点としてロープウェイやケーブルカーでさらに「上の世界」へと回遊することで、旅のタイパ(時間対効果)とコスパを最大化しましょう。次の目的地に繋げやすい、おすすめの2大周遊ルートです。

ガソリン車進入禁止の崖上の村「ミューレン」とビルクの「スリルウォーク」

ラウターブルンネン駅から、断崖を真上に登るロープウェイ(空中ケーブルカー)に乗り、さらに山岳鉄道へと乗り換えて約30分。標高1,650メートルの崖の上に張り付くように佇む村「ミューレン(Mürren)」に到着します。この村は環境保護のため、ガソリン車の乗り入れが完全に禁止されており、静寂で清らかなアルプスの空気が守られています。

ミューレンからさらに大型ロープウェイで登った途中駅「ビルク(Birg)」には、SNSでの動画映え最強のスポット「スリルウォーク(Thrill Walk)」が設置されています。これは、何もない垂直な岩壁の側面に、鋼鉄の金網と手すりだけで作られた細い遊歩道を張り巡らせたもので、足元は完全にシースルー。奈落の底を見下ろしながら、アイガー・メンヒ・ユングフラウの3大名峰を遮るものなしの超至近距離で眺めることができる、入場無料(ロープウェイ運賃のみ)の絶叫・絶景スポットです。

007の世界観を体感する「シルトホルン・ピッツグロリア展望台」への繋ぎ方

ビルク駅からさらにロープウェイを乗り継ぎ、最終目的地である標高2,970メートルの「シルトホルン(Schilthorn)」山頂へと一気に駆け上がります。山頂にそびえるのは、映画『007 女王陛下の秘密の奉仕』の悪役の要塞として撮影に使用された、世界初の360度回転展望レストラン「ピッツ・グロリア(Piz Gloria)」です。

レストランの席に座っているだけで、約45分をかけて窓の外の景色がゆっくりと回転し、200以上のアルプスの気高き峰々を極上の食事とともに見渡すことができます。ラウターブルンネンの深い「谷底」から、わずか40〜50分という短時間で、雲を遥か下に見下ろす「天空の白銀世界」へとワープできるこのエクスカーションは、忙しい日本人旅行者に最も満足度の高い完璧な黄金ルートです。

まとめ:ラウターブルンネンで後悔しない最高の旅を作るために

スイス・ラウターブルンネンは、その圧倒的なU字谷の地形と、72の滝が織りなす唯一無二の絶景で、私たちの期待を裏切らない感動を与えてくれます。

この素晴らしい地でトラブルに巻き込まれず、最高の思い出と最高の写真を残すためのポイントを最後におさらいしましょう。

  1. 撮影は朝8時前後の「ゴールデンタイム」を狙って混雑を100%回避する
  2. インターラーケンからの電車は「ツヴァイルッチーネン駅での切り離し」を考慮し、乗車前に車両の行き先表示とSectorを必ず確認する
  3. 夕方のcoopの閉店時間(18:30)と日曜定休を計算に入れ、水と軽食は前日までに確保するか主要駅の大型店舗を頼る
  4. 滝の裏側へ行くなら、びしょ濡れ覚悟の防水対策と、滑らないGore-Texなどのトレッキングシューズが必須

事前準備をスマートに行うことで、現地の物価の高さや混雑、営業時間の壁は簡単に乗り越えることができます。あなたがラウターブルンネンの大自然の轟音に包まれ、奇跡のような美しい一枚をカメラに収められることを、心から応援しています。安全で素晴らしいスイス旅行へ、いってらっしゃい!

ラウターブルンネン観光に関するよくある質問(Q&A 5選)

Q1:ラウターブルンネンを観光するのに一番良いベストシーズンはいつですか?

A1: 最もおすすめなのは、6月から9月にかけての夏季シーズンです。この時期はアルプスの高山雪解け水がピークを迎えるため、72の滝の水量が最も多くなり、ダイナミックで圧倒的な滝本来の姿を見ることができます。また、山の斜面に色鮮やかな高山植物が咲き誇り、ハイキングコースやシュタウプバッハの滝の裏側トレイルも安全に全面開放されます。秋(10〜11月)は静かで美しいですが水量が減り、冬(12〜3月)は滝が凍結するため地下のトリュンメルバッハの滝などは閉鎖されます。

Q2:英語がほとんど話せません。電車の乗り換えや現地の移動で迷子になりませんか?

A2: スイスの鉄道システム(SBB)は世界で最も観光客に親切に設計されているため、過度な心配は不要です。全ての駅の掲示板や案内サイン、車内アナウンスは英語が併記されています。日本を出発する前にスイス国鉄の公式アプリ「SBB Mobile」をスマートフォンにダウンロードしておけば、現在地から目的地まで「何時何分に、何番線のホームから出る、どの列車に乗ればいいか」が遅延情報を含めてリアルタイムで100%視覚的に把握できます。ただし、本文で解説した「ツヴァイルッチーネン駅での車両切り離し」だけはアプリに頼りきらず、乗車する車両の側面の液晶表示(Lauterbrunnenの文字)を目視するよう心がけてください。

Q3:日帰りでサクッと観光するのと、現地で1泊宿泊するの、どちらがおすすめですか?

A3: 周辺のグリンデルヴァルトやインターラーケンから数時間の日帰りで訪れるだけでも主要な滝を見ることは可能ですが、予算と日程が許すのであれば、ラウターブルンネン周辺で最低1泊することを強くおすすめします。なぜなら、お昼の11時から15時頃までは日帰りツアー客で村が非常に混雑しますが、夕方17時を過ぎて最終バスや列車が去った後の村には、本来のアルプスの静寂と素朴な美しさが戻るからです。夜にはライトアップされた(または月明かりに照らされた)シュタウプバッハの滝の背後に満天の星空が広がるという、宿泊者だけが見ることを許された究極の「裏・映え景色」に出会うことができます。

Q4:雨の日や天気が悪い日にラウターブルンネンに行っても楽しめますか?

A4: はい、ラウターブルンネンは「スイスの観光地の中で最も雨の日に強い場所」の一つです。天気が悪い日は、低い雲や霧がU字谷の巨大な断崖絶壁に立ち込め、まるでファンタジー映画の舞台や水墨画のような、非常に幻想的で厳かな絶景に変化します。また、雨によって周囲の滝の水量が爆発的にアップするため、晴れの日以上の迫力を楽しめます。さらに、見どころの一つである「トリュンメルバッハの滝」は、完全な岩山の内部(地下洞窟)にあるため、外がどれほど大雨であっても一切関係なく、安全にヨーロッパ最強の激流エンターテインメントを体験することができます。

Q5:現地の物価の高さが心配です。食事代を節約する具体的な裏技はありますか?

A5: レストランでの外食を「1日1回、または2日に1回」のご褒美に設定し、残りの食事を駅前のスーパー「coop(コープ)」で調達するのが最も効果的な節約技です。coopで販売されているスイス産のサンドイッチ(5〜7フラン程度)や、オーブンで焼かれた現地定番のチョコデニッシュパン、そしてギリシャヨーグルトなどは非常にクオリティが高く美味です。これらとお水を購入し、村の川沿いや東側の斜面にある公共のウッドベンチに座り、目の前の巨大な滝を眺めながらアルプスの特等席ピクニックランチを楽しんでみてください。レストランのテラス席以上の贅沢なロケーションを、わずか数百円で手に入れることができます。

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